
適切な麻酔
麻酔の量、針を挿入する位置、針の太さ、スピードなどあらゆる要素を調整することによって、まずは針を刺す際の痛みをコントロールできます。適切な麻酔を行うことによって、麻酔の効きも良くなるため、治療時の痛みは消失します。当院では、日本に存在する最も細い針(サイズ:35G)を使用していますので、麻酔のチクっとした痛みも感じずに麻酔ができます。また、他数歯のインプラント治療時や患者様のご要望があった場合は、静脈内鎮静法という麻酔で、眠ったかのような状態にして治療を行うことも可能です。
歯がボロボロになってしまってから当院に来られる患者様の中には、このようなお悩みをお持ちの方は大勢おられます。アップル歯科尼崎駅前では、こうした全顎的に歯がボロボロになってしまった方に対しても治療を行っております。特に歯医者での痛みや音が苦手な方に対しては、静脈内鎮静法という方法を用いてリラックスした状態で苦痛なく治療を行うことも可能です。当院では、歯医者が苦手な方の対応には、論文などからその対応方法取りまとめ(※1)、これまで治療ができなかった方でも治療が出来るよう努めています。
※1)歯科恐怖症患者への対応
治療について考えていく前に、まず“なぜ悪くなったか??”という原因に対して考えることが非常に大切です。そのために当院ではまず最初にお口の中の写真、レントゲン、CTなどを撮影させて頂き、現状の診査と、何故そうなってしまったかの診断をしていきます。これが無いままに治療を行ってしまうと、歯がボロボロの方に対して整合性の取れた治療を行っていくことができません。
歯がボロボロに悪くなっていく原因は、主に
があり、これらが複合し、絡み合う事で治療が複雑になることも多々あります。患者様ごとに主にどれが原因かを明確にしていくことで、整合性の取れた、快適で長持ちする治療を行うことができます。アップル歯科尼崎駅前では、その部分を非常に大切にしております。
歯周病、咬み合わせに大きな問題がなく、虫歯が大きな原因を占めている方の場合、主な治療は
が主になってきます。それに先立ち食生活指導や歯磨き指導、全体的な清掃を行います。甘いものを多く摂取していたり、歯自体が上手に磨けていないと治療しても再度悪くなってしまうので、この部分は重要になってきます。
虫歯、咬み合わせに問題がなく、歯周病が大きな原因を占めている方の場合、主な治療は
が主になってきます。
歯周病の方に関しては、残る歯、残せない歯の判断が難しい場合があり、その判断を下す前に徹底的に歯石の除去を行います。歯石の除去だけで5回ほどかかることも頻繁にあります(スケーリング、ルートプレーニング)。
徹底的な歯石の除去を行っても、健全に機能させれないほど歯に揺れが残る場合や、今後の治療に対して障害になってしまう場合は、そういった歯を一度に抜歯することもあります。その上でインプラント治療や入れ歯の治療を行っていきます。
歯を悪くしていく原因として、咬み合わせがあります。意外だな、と思われた方もいるかと思いますが、咬み合わせが悪い方は歯が残りにくいという論文もあります。
2005年に行われた80歳で20本以上の歯を有する方の調査によると、上下顎前歯の前後関係、第一大臼歯の前後的な位置関係、犬歯の位置関係など、どれにおいても正常な状態の方が多かったというDATAがあります(※2)。これは、咬み合わせが正常な方ほど歯を残す可能性が高くなるという裏付けになるとともに、咬み合わせの位置関係が悪い方は歯を失うリスクが正常な方より高いということにも繋がります。
そのため、咬み合わせが悪い場合は以下の治療が重要となります。
60歳を超えてくる方は、歯列矯正を回避して治療を進めていくこともありますが、40~50代の方ですと歯の長持ちを考え、矯正治療から提案させていただくことが多いです。噛み合わせが原因で歯が悪くなっているのに、それに対してのアプローチをしないと治療したところが再度悪化してしまうからです。
※1)8020達成者の咬合分類 上下顎前歯の前後関係は正常:86.4%、上顎前突15.4%、反対咬合0%であった。垂直的関係は正常86.5%、過蓋咬合13.%、開咬0%であった。第一大臼歯の前後的な位置関係は、ClassⅠ40.4%、ClassⅡ:21.2%、ClassⅢ:1.9%、判定不可:36.5%であった。犬歯部ではClassⅠ61.5%、ClassⅡ28.8%、ClassⅢ:1.8%、判定不可:4.8%であった
以上のように、歯がボロボロになってしまった方の治療法は、歯を悪くする原因によって異なってなります。しかし、それが理解できても「それじゃあ治療しよう」と一歩足を踏み出すのはまた別の難しさがあることを私たちは知っています。
「今の口の中を見られることは相手が歯科医師でも恥ずかしい」「今さらこの状態から治してくれとは恥ずかしくて言えない」「いざ歯医者に行ったら費用のことなどなかなか聞きづらい」など、歯がボロボロになってしまった方が歯医者に行くハードルはとても高いものだと思います。
しかし、私たちはどんな状態でも今より良くするためのプロです。恥ずかしがる必要はありません。私たちはあなたの現在のお口の状態を診て「なぜここまで放っておいたの?」と叱りつけることもありませんし、ましてや笑うことにありません。費用のことも遠慮無く聞いて下さい。あなたの予算を考慮した上で、今より良くする方法を考え、ご提案いたします。
歯がボロボロになってしまった方に一番必要なのは、まずは相談する勇気です。それさえあれば私たちはあなたのお口の状態が少しでもよくなるように全力で治療にあたります。お気軽にご相談下さい。
当院では、すべての患者様に対し、その患者様の問題・悩みなどを専門的な知識や技術を用いてどのように解決するかを一緒に考える「カウンセリング」を実施しています。カウンセリングでは、お口のお悩みだけでなく、生活習慣や習癖などを探り、「なぜ今回その場所が悪くなったのか」を一緒に考え、それを解決するために「どんな選択肢があるのか」をお話します。
歯科治療は実は多くの選択肢が存在します。中には「保険でできる治療」を想像されておられる方もおられます。しかし、実は保険治療は多くの選択肢のうちのごく一部でしかありません。歯科には保険ではできなくても自由診療であれば出来る治療がたくさんあります。例えば歯の根を抜かずに残す処置や、入れ歯以外の欠損補綴、白くてきれいな歯もその一つです。もちろん、それを選ぶか選ばないかは患者様自身ですが、その選択肢をご説明し、納得して頂いた上で治療を行うのが私たち歯科医師の義務でもあります。
TCとはトリートメントコーディネーターという、歯科医師と患者様の間に立ち説明をする、いわばお話専門のスタッフです。TCカウンセリングでは、歯科医師が患者様のために作った治療計画を説明したり、治療時の注意点や補足をお話ししたり、時には費用の相談や、分割やローンなど、支払い方法の相談のようにデリケートなお話も承るのが役割です。まさしく歯科医師と患者様との架け橋となり、治療や症状のこと以外でも、何でも相談頂けるスタッフだと思ってください。TCには
などもご相談ください。歯科医師には相談しにくいことでも言えるのがTCカウンセリングの良い点の一つでもあります。しっかり説明を聞き、納得して治療を受けてください。
また、当院はTCのみならずスタッフも含めて、積極的にコミュニケーションを取り、趣味やお仕事のお話もお伺いするようにしています。コミュニケーションを取ることで、歯科治療での不安を解消したり、会話の中からお口の疾患の原因のヒントが出てくることもあります。カウンセリングでも治療の話だけではなく、多少は脱線してでも色んなお話をお伺いできればと思います。
文字通り歯科医師によるカウンセリングです。Drカウンセリングでは主に患者様と一緒に解決策を探っていきます。患者様のご希望・ご要望、ご予算などしっかりお伺いした上で、歯科医師側からのご提案も含めた選択肢を複数ご提案し、相談しながら治療法を決めていきます。
カウンセリングでは、
について、お話させていだきます。またその際、それぞれの治療にはどのようなメリット・デメリットが有り、どのようなリスクや副作用があるのかもしっかりお伝えし、同意の上で治療に入っていきます。
ドクターカウンセリングは、基本的に診療後などの空き時間にお越しいただくようにしていますので、費用は頂いておりません。歯という身体の一部の大切なお話ですから、ご家族やパートナーの方の同席も推奨しています。じっくり相談して、より良い選択をしてください。
歯科治療を複数受けられたことがある方ならわかるかもしれませんが、歯科治療は「応急処置の繰り返し」であることも少なくありません。これは過去から現在に至っても、歯科治療に使われる材料や治療法の問題です。実に歯科治療の80%は、治療した歯の再治療であるとも言われています。
むし歯ができて、削って詰めて、これを繰り返していれば、いずれ歯はなくなってしまいます。この負の連鎖を食い止める手段を、実は歯医者は知っています。しかし多くの患者様はこのことをご存知ありません。歯科業界では「デンタルIQ」というのですが、歯に対する知識がそこまでないことが多いのです。これは、患者様が悪いわけではありません。歯科医師が本当はお伝えしなければならないことなのです。
それをお伝えし、患者様の悩みに対し「最も良い方法」を一緒に考えるのがカウンセリングの役割です。歯は大切な臓器です。失えば戻ることはありません。カウンセリングは、どうすればもう悪くならないようにできるのか、その方法を一緒に紐解き、お伝えするための大切な治療です。
初めてのご来院時の「ヒアリング」を中心としたカウンセリングです。初診ヒアリングとも呼んでいます。初診ヒアリングでは、
などをお伺いします。不安なことやお困りごとは何でもご相談ください。まずは安心をご提供できるよう心がけています。
最初にお越し頂いた原因となった症状が落ち着いてから、他の歯を含めた治療が必要な場合、おおよその治療方針・回数などを相談していきます。(主に、TCが担当させて頂きます。)
また、初診時の検査の結果に応じて追加の質問や状況の確認などを行うこともあります。
予防や定期検診についてのカウンセリングです。むし歯や歯周病の多くは、予防や定期検診を受診することで防ぐことが出来ます。しかし、日本人には健康保険があるため、「悪くなってから治療する」という習慣が身についています。これは費用面ではありがたいことだと思いますが、歯にとっては「悪くなる」=「削る・抜く」ことになるため、決して良いこととは言えません。日常の歯のケアの方法から、予防の大切さや効果について、患者様のデンタルIQが育つアドバイスをさせていただきます。主に歯科衛生士や歯科医師が担当させていただきます。
セカンドオピニオンとは、現在かかっている歯科医師(主治医)とは別の歯科医師による、第2の意見をを求めることを言います。
例えば、主治医から「抜歯が必要」という診断が出た場合に、「本当に抜歯が必要なのか」「抜歯以外の治療法はないのか」を、別の歯科医師に確かめることを言います。
もちろん、セカンドオピニオンを受けたからと行って、第2の意見を採択しなければならないというわけもなければ、セカンドオピニオンを受診した歯科医院でその治療を受けなければならないというルールはありません。あくまで第2の意見を参考に、ご自身で判断頂くための相談の機会となります。ですから、別の歯科医師から聞いた治療法を、主治医にお願いすることも可能となります。
セカンドオピニオン時に前医で撮影した資料をご持参頂く場合があります。もちろん、それを参考にお答えすることはできますが、それをもって診断を確定することはできません。なぜなら、その資料(例えばレントゲン)の日付が直近のものであるか、確実に当該患者のものであるという確信を持てるか、第三者のものと取り違えていないという保証がないためです。
セカンドオピニオンは自由診療です。費用は1回5,000円+税となります。ただし、セカンドオピニオンでご説明した治療の内容が保険適用可能な場合、治療に関しては保険を適用した治療は可能です。
セカンドオピニオンでご案内する治療には自由診療も含まれます。保険診療をご希望の場合、疾患毎による治療法はある程度決まっています。そのため、前医と別の意見を求められる場合は概ね自由診療になる場合が多いです。
セカンドオピニオン受診後、当院でご提案する第二の意見を選択する場合、元々の主治医にその治療をお願いすることも、転医することも可能です。
当院での治療を希望される場合は、セカンドオピニオン時の費用は実際の治療費から差し引かせて頂きます。
ただしセカンドオピニオン後、お口の中の状態が変わっていたり、精密検査の内容によっては更に治療計画が変更となる場合もあります。
セカンドオピニオン後、当院で治療される場合は返金致します
歯科治療には、むし歯や歯周病、お痛みや腫れ・外傷などの治療の他に審美性に特化した「見た目を改善する治療」があります。歯の見た目の治療というと、「キレイな歯並び」「白い歯」などが思い浮かぶかと思います。概ねご要望に多いのはこの2つですが、当院ではこれに「咬み合わせ」と「健康な歯」を取り入れて考えています。いくらキレイになったからといって、例えばそれによってしっかり噛めなかったり、痛みを生じたり、数年で壊れてしまうようなものであれば、決して良い治療とは言えません。また、不自然な白さや形で、ご本人は気づいていなくても、周りから不評を浴びるような治療も良い治療とは思いません。アップル歯科ではキレイで健康的、そして天然の歯を基準として、美しい治療を目指しています。
また、当院では目的が見た目の改善ではなくても、前歯などの審美部位に関しては「キレイに治す」ことを心がけています。天然の歯の持つ美しさと健康的な白さに加え、しっかり噛める咬み合わせを考え、治療にあたあたります。
「白い歯は保険が効かない」という噂を聞いたことはございませんか?実はこれ、ちょっと違って正しくは「セラミックは保険が効かない」というのが正解です。保険の歯にも白い材料のものはあります。前歯においては、硬質レジン前装冠という、銀色の金属の表面にレジンを貼り付けた歯を使います。一見すると白いので「まあいいか」となることもありますが、実際前歯に保険の歯が入った人であれば鏡を見てみれば分かる程度に他の歯とは違います。これはもちろん材料の問題もありますし、費用の問題もあります。例えば前歯の保険治療の費用は5,000~8,000円です。これはどこの歯科で行っても大差ありません。これを周りの歯に色や形を合わせるために、精密で効果な印象材を使ったり、技工士が何時間もかけて色合わせをしていると、採算が合わなくなってしまうのです。だからといって手を抜くのではなく、決まった時間の中で最大限の努力をするものの、出来ることには限りがあるのです。しかしこれが自由診療であれば、費用の壁がなくなることで、時間・材料の制約が外れ、手間ひまをかけて天然の歯に近いキレイな歯を入れることができるのです。
また、保険の硬質レジンとセラミックの違いは、出来上がりだけではありません。大きな違いは劣化速度にも現れます。例えば写真のように保険診療の硬質レジンとセラミックでは、2年経過後でもこれだけの差がでることがあります。もちろん、本人のメインテナンス状態にもよりますが、硬質レジンは着色・変色しやすい素材と言えます。わかりやすく言うなら、プラスティックのお皿と陶器の白いお皿を思い浮かべてください。それぞれでカレーを食べた後、どちらが洗いやすいですか?陶器の方はサッと洗い流せば汚れも油も落ちますが、プラスティックのお皿は黄色い着色が洗っても落ちず、洗剤を使ってもヌルヌルがなかなか取れません。歯もこれと同じで、硬質レジンは種類としてはプラスティック、セラミックは陶器ですから、汚れの落ちやすさや着色のしやすさが全然違います。セラミックの歯はきれいなだけではなく、その状態を保つにも適した材料と言えます。
見た目のお悩みは、むし歯や歯周病が痛むのと同じく、患者様にとっては心を痛める病気であると考えます。第三者から見れば気にならない程度の歯の白い斑点や、治療の必要がないと言われた歯の隙間なども、ご本人しかわからない苦しさがあるのがコンプレックスです。
当院では、そのような患者様に対し、しっかりお話を聞き、患者様のご要望に応じた治療計画をお一人お一人に作成し、一緒によくなるように考えていきます。見た目の問題は「恥ずかしい」という思いから、なかなか歯科医師にも打ち明けるのが難しい問題だと思います。しかし私たちは歯の治療のプロです。お話する場所もカウンセリングルームで個室です。お恥ずかしがる必要はございませんので、どんな小さな悩みでも結構ですから、お気軽にご相談ください。
ホワイトニングとは歯を白くする施術です。白い歯は見た目に大きな影響を与えてくれることもあり、人前に出るお仕事をされている方や歯の黄ばみが気になっている方など、審美回復の目的などでご希望の多い治療の一つです。また、ホワイトニングにより歯の色を白くする事で、清潔感が出たり、笑顔に自信がつくといった効果もあり、就職活動前の学生さんなどにも多くご利用頂いています。見た目という点でいうと歯科での治療においては、前述したように自信を持ってもらったり、コンプレックスを解消するという意味でも、心身の健康に繋がる施術であるとも考えています。ですからもちろん当院でもホワイトニングの施術を行なっています。歯科でのホワイトニングですから、第一に安全性と歯へのダメージの少なさが大切な条件となります。歯の健康を守りながら白くて白い歯をご希望でしたらお気軽にご相談下さい。
ホワイトニングには大きく分けて2パターンの方法があります。
主に自宅で行うホワイトニングです。ご自身でホワイトニング剤を使用する頻度を決めることができるので、自分好みの色味の調節が可能です。まずはホワイトニングをする前に、歯面清掃やクリーニングをすることによって効果を高めます。同時に歯型を取ってマウスピースを作成し、出来上がったマウスピース専用のホワイトニングジェルを入れ就寝時に装着することによって歯を白くしていきます。もちろん歯科医院でも定期的に色味のチェックや問題がないかなどの確認を行います。
歯科医院で行うホワイトニングです。歯の表面に薬剤を塗布し、専用の照射機を使い光照射にて歯を白くしていきます。コースによって施術時間は様々ですが1時間から~1時間半の施術時間が必要になります。ホームホワイトニングと違って患者様の手を煩わすことなく施術当日に歯のホワイトニングが可能となりますが、オフィスホワイトニングのように調節ができず後戻りも考慮する必要がありますので、患者様に応じて提案させて頂いています。
自宅で行うホームホワイトニングと歯科医院で行うパーフェクトホワイトニングを併用して行うものです。即効性のあるオフィスホワイトニングと持続性のあるホームホワイトニングでより効果を実感できます。最も白くなるのもパーフェクトホワイトニングです。
もし歯が抜けたり、抜歯せざるをえなくなったとしたら、どうすれば良いのでしょうか?
「歯1本ぐらいなくても大丈夫」「放っておいても大丈夫」と思っていませんか?歯が抜けたところをそのままにしておくと、隣り合う歯がその隙間に倒れてきたり、噛み合う歯が伸びてきたり、歯を支えていた骨が痩せてきたりという口腔内の変化が起こってきます。この口腔内の変化が厄介で、やがて周囲の歯を弱らせ、同じく歯を失う原因となってしまうこともあるのです。
そのため、歯が抜けたり抜歯が必要になった場合には「欠損補綴」という歯が抜けたあとの治療を行います。通常歯科医師が抜歯後の治療法としてご提案する欠損補綴は、以下の3つになります。
欠損補綴の種類
インプラント
歯が抜けた場所にインプラント体という金属を埋め込み、その上に歯冠をかぶせる治療
義歯・入れ歯
クラスプという金属や粘膜と密着する床という部分を使って歯冠を支える治療
ブリッジ
両隣の天然歯(もしくはインプラント)と抜けた歯の部分を橋のように連結する治療
インプラントと他の欠損補綴との違いは、その構造にあります。それはその形状が天然歯に似ていること。
例えば天然歯の場合、「歯根」という歯の根の部分と、「歯冠」という目に見えている部分がありあす。インプラントも同じく歯根の変わりにインプラント体というチタン製の金属が入り、その上にセラミック等の人工歯が入ります。チタンは強度のある金属ですので、しっかり噛めます。また、独立して歯冠を支えていますので、見た目の上でも天然の歯と区別することはできないほど精巧なものとなることがほとんどです。
また、入れ歯のように針金で隣の歯に引っ掛けることも、ブリッジのように両隣の歯を削ることありませんので、周りの歯を傷つけることもありません。つまり、3つの欠損補綴の中で、残った歯に迷惑をかけない治療法であると言えます。
アップル歯科のインプラントが選ばれる理由
医療法人社団アップル歯科クリニックでは、歯が抜けた後の治療法の中で、特にインプラントに力を入れています。アップル歯科では「お口の健康、それはHAPPY LIFEにつながります。あなたの幸せのお手伝い」という良い理念を掲げています。もっとも健康なお口とは、むし歯や歯周病などのお悩みのない天然歯であると考えます。そして歯を失った際にその天然歯にもっとも近い治療がインプラントであるとカンガルためです。もちろん、患者様にとっての幸せは人それぞれですから、入れ歯のほうが良いという患者様もおられますし、決めるのは患者様自身です。インプラントは保険のきかない自由診療で、決して安価な治療ではありません。その中で「インプラント」を選ばれた患者様に対し、「インプラントにしてよかった」と思っていただけるよう、あらゆる症例に対応するためインプラントに携わる歯科医師全員に実習・セミナー・学会や勉強会への参加を義務付けており、より良い治療ができるよう努めています。
年別 | ~2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
埋入本数 | 1150本 | 558本 | 426本 | 319本 | 389本 | 466本 | 453本 | 520本 | 317本 | 482本 |
合計 5080本 |
痛みの少ない施術
インプラントは外科治療を伴う治療です。外科治療の痛みを少なくするためには麻酔の効かせ方、素早い処置、菌のコントロールです。これらを徹底することで、インプラント施術時の痛みを最小限に抑える努力をしています。
天然歯のような見た目
インプラントは1本で独立して歯冠を支えます。その歯冠はセラミックにより精巧に作り上げます。その際、インプラント技工を得意とする技工士を選抜し、徹技術力を駆使して天然歯に近い仕上がりを目指します。
設備と安全への取り組み
インプラント治療の失敗の多くは、歯科医師の技術力不足以外に設備や滅菌システムの不備により起こります。当院では、CTなどの検査設備、治療時の切削機器、滅菌設備に至るまで、全てを揃えて万全の体制で治療に臨んでいます。
実績と技術
法人理事長であるDr.吉見は、ICOIという国際インプラント学会の専門医であり指導医、日本口腔インプラント学会の専修医です。この吉見が治療を監修することで、法人全体では5,000本以上のインプラント治療を成功させています。
徹底した術後ケア
インプラント治療は埋入して終わりではありません。術後の口腔内を清潔に保つことでその歯の寿命は大きく異なってきます。当院ではインプラントのメインテナンスをしっかりすることで、末永く患者様のお口の健康を見守ります。
インプラントメーカー
当院が使用するインプラントの大多数はノーベル・バイオケア社という世界で初めてインプラントを開発したオリジナルメーカーのインプラント。当院の保証以外にメーカーによる生涯を保証もあるため、多くの方に選ばれています。
カウンセリング
当院の最大の特徴はカウンセリングをしっかり行うこと。インプラント治療に関しても、しっかり患者様のご要望をお伺いし、メリットもデメリットも交えてきちんと説明を行い、同意の上で治療を行うことを徹底しています。
わかりやすい価格
インプラントの費用はエコノミー・ベーシック・スタンダード・プレミアの4種類。これら全てに精密検査費・治療費・手術費・局所麻酔費・抜糸費・補綴(歯冠)費が含まれます。(その他歯周病等の治療が必要な場合は別途)
「インプラントは痛そうでこわい」というイメージから、治療に踏み切れないというお声をよく耳にします。しかしインプラント治療は、適切に行えばそれほど大きな痛みは伴いません。当院では、痛みを少なくするべく、3つの取り組みを行っています。
適切な麻酔
麻酔の量、針を挿入する位置、針の太さ、スピードなどあらゆる要素を調整することによって、まずは針を刺す際の痛みをコントロールできます。適切な麻酔を行うことによって、麻酔の効きも良くなるため、治療時の痛みは消失します。当院では、日本に存在する最も細い針(サイズ:35G)を使用していますので、麻酔のチクっとした痛みも感じずに麻酔ができます。また、他数歯のインプラント治療時や患者様のご要望があった場合は、静脈内鎮静法という麻酔で、眠ったかのような状態にして治療を行うことも可能です。
侵襲の少ない治療手技
インプラントに限らず、怪我をした時、傷の範囲が広ければ広いほど痛みは大きくなります。例えば、圧迫した時間が長いければ長いほど痛みは出ます。インプラントの手術もそれと同じで時間をかければ痛みは増します。ミリ単位での治療計画を立てることにより、丁寧で確実、かつスピーディーな処置が可能になり、その後の腫れや痛みを軽減させることができます。丁寧でも時間がかかれば、その間に麻酔が切れることもありますので、迅速且つ丁寧に治療が出来るよう、当院の歯科医師は何度もトレーニングを行っています。
菌のコントロール
そもそも「痛み」というのは、転んだ・ぶつけた・切れたというような体への衝撃により感じる感覚です。しかしそれ以外に、傷口から体へ菌が入ったときにお痛みが強く出ることもあります。むし歯が痛いのも、歯の中にばい菌が入り、内側から神経を刺激するためです。インプラントも同じく手術自体に痛みがなくても、お口の中に菌がたくさんあると傷口から菌が侵入することで痛みが生まれます。当院では、術前・術後の口腔内の菌のコントロールをすることで、手術前後の痛みにも配慮しています。
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
![]() MTAセメント |
感染した歯髄を段髄し、神経を残すための治療です。これまで神経を取り、失活歯になるしかなかったような状態でも、MTAにより歯に生活反応を残したまま保存することが可能となります。 治療期間…1日、治療回数…1回 |
50,000円 (税込55,000円) (別途補綴費用が必要です) |
![]() 精密根管治療 |
マイクロスコープを使い、ラバーダム防湿を行った上で専用のファイルや薬剤、時間をかけて歯の根の治療を精密に行います。通常の歯の根の治療に比べ、治療歯の予後が良い結果を期待できます、 治療期間…2週間、治療回数…2~3回 |
100,000円 (税込110,000円) (補綴込み) |
![]() スペシャルエンド |
歯内療法の専門医を招いて歯の根の治療を重点的に行う方法です。専門医は歯の根の治療のみとなりますので、その他に補綴料金等が必要となります。 治療期間…1日、治療回数…1回 |
300,000円〜別途見積もり (税込330,000円~) |
むし歯の進行が歯の神経(歯髄)に達すると、激しい痛みを伴ったり、歯髄への感染から歯の根までむし歯になってしまうこともあります。こうなる前に、歯の神経を除去する抜髄という処置を行う必要があります。抜髄した歯は、神経を失ったため失活し、血液から栄養を供給できなくなるためもろくなってしまいます。
そのため、歯について知識のある方は失活した歯の怖さから、何とか神経を残したいとご希望されることがよくあります。しかし、もしむし歯が完全に歯髄に到達してしまうと、残念がら歯髄を残すことは出来ません。しかし、もしむし歯の到達が浅ければ、MTAという特殊なセメントを使った治療によって、神経を除去せず、生活反応を保った強い歯を残すことが出来る可能性があります。
MTAセメントは親和性も高く、身体にも優しい材料です。しかし、残念ながら保険外治療となりますので、自由診療で受診頂く必要があります。しかし、歯の神経の価値を考えれば、残せるものは残すべきであるというのが当院の考え方です。ですから当院では、万が一むし歯が進んだ場合でも、MTAを使用することで歯髄を残せる可能性があれば、カウンセリングにてご案内するようにしています。もちろんするかしないかは患者様の判断次第です。歯の神経を残したいというお気持ちがおありでしたら、一度ご検討頂ければと思います。
従来までの治療法 抜髄
むし歯が神経に達すると、痛みや進行を止めるため神経を取る処置をし、歯を大きく削って被せ物にをします。
MTAセメントを使うと
歯髄がむし歯に感染していなければMTAにより歯の神経を抜くことなく生活歯のまま保存します。
むし歯の検査
まずはレントゲンと視診にてむし歯がどの程度進行しているかを確認し、MTAで神経を残せる可能性と治療意志の確認を行います。
歯髄の目視
一切に歯を切削し、目視で歯髄を確認します。歯髄か感染しておらず、保存可能かどうかを判断します。
MTAセメント・断髄
保存可能と判断した歯髄に対し、感染部分を全て除去した上でMTAセメントによって封鎖し、生活反応があるかを確認します。
補綴(詰め物・被せ物)
最後に詰め物・被せ物をして治療完了です。詰め物になるか被せ物になるかはむし歯の範囲や歯質の切削量によって異なります。
上の治療の費用
残念なことに、MTAの適応は、肉眼でむし歯の進行を確認するまで判断が出来かねます。万が一むし歯を削った上で「MTA」が出来ないと判断した場合、そのまま保険診療で治療してしまうことも可能ですが、アップル歯科では治療の成功率が高く、再治療のリスクが低い「精密根管治療(自由診療)」もご案内しています。
MTAがだめで抜髄になったとしても、歯を失うわけではありません。しかし、上にも述べたように神経を失った歯はもろくなり、再発のリスクも高くなります。しかし、精密根管治療をすることで、再発や歯を失うリスクを下げることも出来ます。神経を失った後も歯を大切にしたいとお考えであれば、精密根管治療のご説明もさせていただきます。
「歯医者が怖いから何度も行きたくない」「忙しいから何度も治療に通えない」というご要望をお伺いすることがあります。中には「何回もわけることで、金儲けをしようとしているの?」と言われることもあります。しかし、実は歯医者側からしても早く治療を終わらせてあげたいという気持ちで臨んでいるのです。特にアップル歯科は保険の治療で30分、保険外の治療であれば45〜1時間と、1度のご予約で長めの治療時間をご用意しています。それでも歯科治療は他の医科の内科や皮膚科の治療と違って、施術が伴います。診断をしてお薬を出すだけではなく、歯を削ったり、腫れの処置をしたり、神経を除去したり、症状ごとに様々な工程が必要な処置があります。そのため、今日は痛みを抑える処置、次は菌の繁殖を抑える処置…等、徐々に治療を進めなければならいことが多々あります。
それでももっと早く治療を進めたい方、歯医者が極端に怖い方には、「短期集中歯科治療」をご案内しています。短期集中歯科治療は、1度に痛みを伴う治療を鎮静下(眠ったような状態)でまとめて行い、治療にかかる期間と回数を大幅に減らす方法となります。静脈内鎮静法という麻酔により、治療の怖さや痛さを消失することもできますので、極端に歯医者が怖い方や、お忙しくて何度も歯医者に通えないという方にお喜び頂いている治療です。
極端な歯科恐怖症の方や長い治療時間の場合、長い間お口を開けて治療を受けることがストレスに感じたり、恐怖心が続くこともあることから、静脈内鎮静法という点滴麻酔によって鎮静状態を作る麻酔法を取り入れています。
静脈内鎮静法は、鎮静効果のあるお薬を点滴から導入することで、神経系の過活動を抑え、健忘効果により治療中の痛みや不安を忘れさせます。実際には意識があり、ぼーっとした状態でも歯科医師とのコミュニケーションは取れるため「お口を開けてください」「噛んでください」という歯科医師の問いかけにも応えることが出来ます。実際の治療の痛みに関しては、局所麻酔を併用して使用しますので、「痛い」と感じることは少なく、万が一痛い処置があったとしても、健忘効果により覚えていなことがほとんどです。
そのため歯科恐怖症の方や嘔吐反射がある方も治療が可能になることも多く、長時間の治療があっという間に終わったかのように思わます。歯医者が怖い方、お仕事がお忙しい方など、お気軽にご相談ください。
ただし、短期集中歯科治療における静脈内鎮静法は、その治療の性質や使用する材料の都合から、自由診療となります。詳しくはカウンセリング後にお見積りをお出しします。
人の歯は永久歯が抜けてしまうと、二度と生えてくることはありません。しかし残念ながら、むし歯・歯周病・外傷など、様々な理由で歯を失ってしまう人もおられます。外傷のように歯を何かに打ち付けてしまったために、一度に多くの歯を失う方もおられれば、むし歯や歯周病のように徐々に悪くなり失ってしまう方もおられます。
むし歯や歯周病の場合、最初は1本だけ失ったつもりが、それが引き金となって咬み合わせがおかしくなり、徐々に他の歯も抜けはじめてしまいます。これを咬合崩壊といい、一度崩壊をはじめてしまうと、どんどん治療が困難になってしまいます。
複数の歯を失った人の多くが、「恥ずかしくて歯医者に見せるのも恥ずかしい」とおっしゃられます。お気持ちはわかりますが、恥ずかしがる必要はありません。私たちはどんな状態からでも今よりお口の環境を良くするためのプロであり、それを治療することを仕事としている人間です。どんな状態でも怒ったり笑ったりすることはありませんので、まずは勇気を出して相談にお越しください。
フルマウス(全顎的)治療とは、多くの歯を失った方に対する全体的な治療です。全顎的な治療は元々あったはずの場所に歯がない上に、歯を失ったことで咬み合わせまで変わってしまうため、正しい咬み合わせを推測しながら治療を進める難易度の高い治療です。しかし、アップル歯科はこのフルマウス治療に力を入れて学んでおり、全ての歯科医師がそれぞれ多数歯を失った方に対し、治療計画を立てられるトレーニングを積んでいます。
アップル歯科では、そもそも歯を一本のみで考える治療ではなく、「一口腔一単位(歯1本ではなくお口1つで考える単位)」で治療を検討しています。例えば一つのむし歯があったとしても、それがなぜ虫歯になったのかを読み解き、その原因から治療出来るように診断力を高める努力しています。ですから、多くの歯を失った患者様に対しても、CTやレントゲン、ヒアリングした生活様式から原因と元々の咬み合わせを検討し、単に人工の歯が入る治療ではなく、しっかり噛めて見栄えがよく、長持ちする治療を目指しています。
概ねの費用ですので、患者様の状態に応じて異なることがあります。詳細は検査後のお見積りとなります。
入れ歯による治療です。入れ歯にも種類があり、保険適応内の入れ歯もあれば、保険外治療となる精密な入れ歯もあり、患者様の希望に応じて選んで頂きます。治療期間が短い、費用が比較的抑えられるというメリットもありますが、咀嚼・発音・違和感などで不満を感じられる方も多い治療です。
片顎4本(上顎は6本)のインプラントで全ての歯を支えるインプラント治療です。全ての歯をインプラントにすることを考えれば費用を抑えられ、入れ歯のように動揺することがないため、お喜びになる方も多い治療ですが、フルマウスインプラントほどの使用感は得られません。
歯を失ったところにインプラント(人工歯根)を埋入し、咬み合わせを整える治療です。欠損歯が多いほど費用はかかってしまいますが、義歯のように動揺することもなければAll-on-4のような故障のリスクも低く、見た目は天然に近い状態まで回復します。
フルマウス | All-on-4 | 総義歯 | |
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審美性 | ◎ | ◎ | × |
耐久性 | ◎ | ◯ | × |
治療回数・期間 | 15〜20回(1〜2年) | 4〜5回(1〜6ヶ月) | 4〜6回(1〜2ヶ月) |
治療の痛み | ◯(局所麻酔) | ◎静脈鎮静麻酔 | ◯ |
違和感 | ◎ | ◯ | × |
口腔内の衛生環境 | ◎ | ○ | × |
治療したいと思っても、費用のことも機能的なこともわからない患者様にとっては、どんな治療が適しているのかわからないという方も多くおられます。アップル歯科では、カウンセリングを通じて患者様の希望やご要望、予算に応じてお一人お一人に治療計画を複数立て、患者様と一緒にどんな治療が良いのかを考えていきます。
最も怖いのは、抜けたまま放置してしまわれることです。歯を失ったまま長期間治療をせずに過ごしていると、顎の骨が退縮して治療の選択肢が狭まるだけでなく、。歯がない状態で生活を続けることによって、咀嚼不足から消化器官に影響が及んだり、脳機能にも影響することもわかっています。
どんな治療にするのか、費用のこと、まずはご相談にお越しください。アップル歯科ではカウンセリングを通じて、あなたの希望・要望・予算をお伺いした上で、一人ひとりに応じた治療計画をご提案致します。
※1)歯の喪失に伴う口腔感覚の欠如は単に咀囑障害にとどまらず全身状態,すなわち,脳機能にも影響を及ぼすことが推察される
むし歯が進行し、歯の神経に達してしまうと、抜髄という歯の神経を取る処置を行い、歯の根の治療をする必要があります。神経を失った歯を「失活歯」といい、歯が生活反応をしていないため、象牙質に栄養が行き渡らなくなり、もろくなってしまいます。つまり歯が弱ってしまうということです。東京医科歯科大学の調査では、保険診療における根管治療の再治療率は45%〜70%というデータがあります。つまり、歯の根の治療を行った人の半分程度がまた根の治療が必要になるほどのむし歯が再発してしまうということです。
精密根管治療では、もろくなった歯が再感染(むし歯のぶり返し)しないことを目的として、神経を取る処置を精密に行う治療です。当院が行う精密根管治療の手順では、歯根に病巣(病的な変化)がなければ90%以上の成功率、病巣があっても約80%の成功率(表2)まで上がったというデータもあります。
歯の根の治療は一番最初が一番重要です。「神経をとるぐらい」と考えず、「神経を取っても長く歯を保つため」とお考え頂けるのであれば、カウンセリングにてしっかりご説明させていただきます。お気軽にご相談ください。
虫歯が歯髄に感染
虫歯が神経に達すると痛みを止めるため神経を取る処置をします。
抜髄して銀歯
保険診療では神経を抜いた後銀色の差し歯を被せます。
再発・根の炎症
保険診療では精密な根の治療が叶わず、再発や歯の根を膿むことも。
激しい痛み、抜歯
歯の根に膿袋ができると激しい痛みが生じ、何度かくり返したのちに抜歯も。
根管治療の重要なポイントの一つは、感染病巣をしっかり取り除くことです。しかし、歯の根の形というのは非常に複雑で、人によって根管の形も違えば数も違います。【写真1】は肉眼で見たときの根管内部の明るさと状態です。もちろん歯の実際の歯はもっと小さいですから、これより更に見えない状態と言えます。この状態で○で囲んだ根管を認識するには、よほどの根管治療の上級者でなければ難しいかもしれません。歯科医師に取って怖いのは「見えない所を治療する」ということです。
しかし、マイクロスコープを使った治療となると【写真2】のように明るく鮮明に小さな根管を確認することができます。この小さな根管の神経をキレイに除去出来るかどうかは、歯の根の再感染に大きく関わってきます。
また、精密根管治療では、1回の根管治療に60分〜90分の時間を使って行います。何度かに分けて行う治療では、その都度治療部位に細菌が入り込むリスクもありますが、マイクロスコープで覗き込みながら可能な処置を1日で出来る限り進めることで、感染のリスクも下げることができます。
歯の根の治療はこれまで歯科医師自身の経験や勘が左右することもありましたが、マイクロスコープを使用することで、目視することで治療ができるようになるため、治療の精度が肉眼に比べ極めて高くなります。
ラバーダムという薄いゴムを口腔内に貼り、治療歯のみを露出し、隔離します。こうすることで、治療中の歯を唾液や細菌から守る働きをします。根管治療の一番のポイントは根管内に細菌を入れないことにあります。口腔内・唾液内には数億個ともいわれる細菌が生息していますが、このラバーダム防湿をすることで、これらの菌が治療中の根管内に入ることを防ぎます。
また、術者側にとっても他の歯から隔離するため術野に集中することが出来る他、口腔内に付着する心配がないため強いお薬を使ったり、根管治療で使う尖った器具などの誤飲防止などにも役立ちます。
ラバーダムの効果については、研究の結果でもするとしないで大きく違うことがわかっています(※1)。アップル歯科では、根管治療の成功の鍵として、このラバーダム防湿を精密根管治療では必ず使用しています。
※1)根尖性病変の初期サイズ、ラバーダムの使用、歯根充填技術および歯根充填の根尖レベルは、再治療の結果に統計的に有意な影響を及ぼした。
根管治療では、虫歯に侵された神経の除去を行います。このときに神経を取り除く器具を「ファイル」と言いますが、このファイルにも様々な種類があり、通常「ステンレスファイル」というものを使うのが一般的です。しかし、当院の精密根管治療においては、この神経の除去に「Ni-Tiファイル(ニッケルチタンファイル)を使用します。Ni-Tiファイルは超弾性の形状記憶合金です。そのため、直線ではない湾曲した根管の神経を取り除く際、根管を傷つけずに精密な除去が可能となります。
Ni-Tiファイルの特徴Ni-Tiファイルを使用することで歯髄を完全に除去することで、再発リスクを下げることができます。
治療にかかる回数 | 5〜15回 |
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歯を削る量 | 多い |
補綴 | パラジウム(銀) |
費用(治療+補綴) | 1万〜1万5,000円 ※3割負担の目安(回数による) |
治療にかかる回数 | 3〜5回 |
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歯を削る量 | 少ない |
補綴 | セラミック(白) |
費用(治療+補綴) | 10万円+3,000×回数 ※別途税 (療回数による) |
歯の表面に一部白い斑点のようなもの、お口の中にありませんか?それはホワイトスポットと呼ばれるもので、痛みはないですが見た目の問題で気にされておられる方もおられるのではないでしょうか?ホワイトスポットができる原因は何なのでしょうか。出来る原因は2つあります。
ホワイトスポットはなぜできるか?
初期むし歯
むし歯と聞くと黒く穴が空いている状態を想像すると思いますが、むし歯の初期段階は白く濁っている事が多いです。これは歯の表面からミネラル成分が溶け出し脱灰という状態が起こっています。脱灰が起こると歯は光沢を失って、白く濁るのです。この状態ではむし歯治療をせず様子を見る事が多いので、歯科医院で様子を見ましょうと言われた方もいると思います。
エナメル質形成不全
これは歯の表層のエナメル質が上手く形成されていない状態です。遺伝や栄養障害、小さな頃に熱性の病気にかかった、抗生剤の薬を飲んだ等の影響によるものです。乳歯にも永久歯にも見られますが、特徴としては白くなっている部分は歯の質が弱くなっていますことです。むし歯ではありませんがむし歯にはなりやすいので注意が必要です。
ホワイトスポットはその大きさや性質によって治療法が異なります。
初期むし歯のホワイトスポットでは、脱灰の状態のため削らない治療も多いです。脱灰を起こした歯は唾液の自浄作用により再石灰化を起こし、むし歯を抑制してくれる力が働きます。なので、フッ素塗布や正しいブラッシングにより再石灰化を促すことも可能です。それでも、再石灰化が難しい場合は、なるべく削らない方法で治療を行えるよう努めましょう。エナメル質形成不全の場合は、再石灰化は望めないので詰めたり被せ物を提案されることもあります。しかし、近頃はホワイトスポットに効果的な治療法も出てきています。ホワイトスポットの大きさにもよりますが、適応可能な場合は削らない治療、ご自身の歯を生かした治療で治すことも検討してみてはどうでしょうか。
歯の再石灰化を促す口腔ケア製品は、ホワイトスポットを薄くする効果があります。全ての方に効果があるわけではありませんが、使用を続けることでホワイトスポットが目立たなくなった方もおられます。これは治療ではなくセルフケアに当たりますが、小さなものや薄いものであれば歯科での治療の前に試してみるのも良いと思います。当院でもMiペーストという豊富なミネラル(カルシウム、リン)を含んだ口腔ケア製品を取り扱っております。また、アイコンという下記で説明する治療後に併用するとより高い効果が期待できます。
アイコンという特殊な薬剤を脱灰したエナメル質にしみこませることによって、エナメル質からミネラルが溶け出すのを防ぎます。歯を削らない治療として過去多くのホワイトスポットの治療に使用しています。全てのホワイトスポットを消すことは難しいですが、大きさや深さが適合するものであれば薄く目立たなくすることは可能です。また、この治療によってエナメル質は強化されますのでホワイトスポットの再発を防止する働きもあります。
ホワイトスポットを薄く削り、ダイレクトボンディングという樹脂を使った治療を行うことで他の歯と見栄えをほぼ変えずに治す方法です。ダイレクトボンディングとは、コンポジットレジンというプラスチックのような樹脂を詰めることによって審美的に歯を修復する方法です。ただしコンポジットレジンは経年により、欠けてしまったり、着色したり、歯とレジンの境目に段差が生じることがあります。そのため、数年に一度はやりかえが必要になりますので定期的な検診をお勧めします。ですが、短期間での治療が可能なので早期に治したい方は良い治療法だと思います。
歯を薄く削り薄いセラミックを付け爪のように歯に貼り付ける方法です。ホワイトスポットの治療以外では、見た目の治療でよく使用される方法です。ダイレクトボンディングとは違い、切削部分が多くホワイトスポット以外の歯の表面も削りますが、被せ物(クラウン)に比べ削る範囲は少ないです。咬み合わせによっては、欠けたり外れるリスクもありますが見た目は良く汚れも付きにくいです。ホワイトスポットの範囲が広かったり、深い場合はこの治療が適しています。
自分のホワイトスポットにはどのような治療が適切なのかは、診てみなければ判断できません。また、そのホワイトスポットが初期のむし歯である場合、いずれ進行していくことも有り得ます。ホワイトスポットの治療を検討されておられる方はお気軽にご相談下さい。
種類 | 説明 | 料金 |
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![]() ゴールドインレー |
ゴールド(金合金)で作成する詰め物です。銀(パラジウム合金)の詰め物に比べむし歯になりにくく、適度な柔軟性もあり、噛み合う歯へのダメージも少ない詰め物です。 治療期間…むし歯治療後2週間程度、治療回数…虫歯治療後2〜3回 |
50,000円 (税込55,000円) (金相場による変動有り) |
![]() セラミックインレー |
セラミック(陶器)で作成する詰め物です。色味や風合いを他の天然歯に合わせることで違和感がほとんどなく、樹脂に比べて着色や汚れもつきにくいことからむし歯や歯周病のリスクも軽減できる詰め物です。 治療期間…むし歯治療後2週間程度、治療回数…虫歯治療後2〜3回 |
45,000円 (税込49,500円) |
![]() ダイレクトボンディング |
むし歯を必要量だけ削り、コンポジットレジンという樹脂を盛ることで審美的に回復する方法です。大きな虫歯等の場合は適応されません。 治療期間…むし歯治療後2週間程度、治療回数…虫歯治療後2〜3回 |
45,000円 (税込49,500円) |
種類 | 説明 | 料金 |
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![]() ゴールドクラウン |
ゴールド(金合金)で作成する被せ物です。銀(パラジウム合金)の詰め物に比べむし歯になりにくく、適度な柔軟性もあり、噛み合う歯へのダメージも少ない被せ物です。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
100,000円 (税込110,000円) (金相場による変動有り) |
![]() デジタルクラウン |
ミリングマシン(セレック)という機会によって作成する被せ物です。素材はセラミックですので白く、汚れや着色も付きにくいという特徴は同じですが、審美性や適合性は技工士が作成するもには及びません。また、審美部位(前歯)にも使用することはできません。 治療期間…コアセット後2週間、治療回数…コアセット後2回 |
70,000円 (税込77,000円) |
![]() メタルボンドクラウン |
外側にセラミック、内側に金属を用いたセラミック性の被せ物です。裏打ちに金属をあてることで、強度が増すため、食いしばりが強い場合の破損を防ぎます。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
100,000円 (税込110,000円) |
![]() オールセラミッククラウン |
E-maxセラミックというセラミックを使った被せものです。技工士が作成する補綴物で、強度もあり、審美性にも優れた歯です。また、汚れや着色も付きにくいという特徴があります。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
100,000円 (税込110,000円) |
![]() ジルコニアセラミッククラウン |
ジルコニア(人工ダイヤモンド)で裏打ちをしたセラミックの被せ物です。ジルコニアの強度と、セラミックの審美性を併せ持ちます。ただし透過性はオールセラミックよりやや劣ります。 治療期間…むし歯治療後3週間程度、治療回数…虫歯治療後4〜6回 |
130,000円~150,000円 (税込143,000〜165,000円) |
![]() フルマウス加算 |
全顎的な補綴治療が必要な場合、咬み合わせを考慮した治療計画が必要なため、加算されます。 | 治療費の10%〜20% |
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
![]() ラミネートベニア |
天然歯を薄く削り、付け爪のようにセラミックを貼り付けることで、審美的な回復や改善を行います。 治療期間…2週間程度、治療回数…3回 |
100,000円~130,000円 (税込110,000円〜143,000円) |
![]() 仮歯 |
治療途中、補綴物ができるまでの仮の歯です。 | 1歯2,000円 (税込2,200円) |
![]() プロビジョナル |
最終補綴物を入れる前の精密仮歯です。咬み合わせや形状を確認し、最終補綴物の審美性や適合を高めるために作成する特別な仮歯です。 | 1歯10,000円 (税込11,000円) |
![]() ファイバーコア |
ガラス繊維強化樹脂を使ったコア(歯の土台)です。透明性があるためセラミックの透過性と相性がよく、よりきれいな見た目を希望される方向けのコアです。また、適度な弾力性もあるため、歯根にかかる負担も抑えてくれます。ただし、金属のコアに比べると耐久性に劣るため、咬合力が強い方の場合は向いていません。 | 1歯15,000円 (税込16,500円) |
![]() ゴールドコア |
金を使ったのコアです。金特有の柔軟性があり、アレルギーも少ないコアです。 | 1歯20,000円 (税込22,000円) |
歯科治療といえば、歯を削ることを思い浮かべる方も多いと思います。歯科医が歯を削るには2つの理由と目的があり、一つはむし歯の除去として、感染した歯質を削って除去します。もう一つは詰め物や被せ物を着けるために「形成」といって形を整えるためにキレイに削り出します。
もちろん削った後には代わりの歯を入れるわけですが、これを歯科医院では「補綴物」と言います。耳慣れた言葉にすると「詰め物」とか「被せ物」と呼ばれるものです。この詰め物や被せ物の治療時、保険治療の場合銀歯になることも多くあります。今では強化プラスティックのような白い素材も多くなっては来たものの、強度や部位、大きさによっては樹脂では間に合わず、金属になる場合も多々あります。
しかし、この金属を口腔内に入れた場合、あなたの身体には2つのリスクが伴います。一つは二次カリエス(むし歯の再発)、もう一つは歯科金属アレルギーです。二次カリエスは可能性の高低はあるものの、どんな治療においてもあるリスクです。しかし、金属アレルギーは、口腔内に金属が入っている方に限って伴うリスクと言えます。
金属アレルギーは、口腔内に金属を入れた途端発症するものとは限らず、経年とともに口腔内で溶け出した金属が身体に蓄積して身体に赤みやかゆみ、腫れ・湿疹などとして身体に現れます。中には皮膚の赤みやただれが出ても、それが口腔内にある金属が原因であることに何年も気づかない方もおられます。
当院では、金属アレルギーが心配な方や皮膚の疾患が金属アレルギーが原因ではないかと疑われておられる方に、金属を使わないノンメタル治療をご提案しています。お口の中にある金属が不安な方、お口の中に金属を使用したくない方は、お気軽にノンメタル治療について担当医までご相談ください。
歯科金属アレルギーとは、アレルギーの原因物質となる歯科治療に使われた金属が口腔内で溶け出し、その再刺激による身体の過敏な反応や、溶け出した金属を身体が吸収してしまうために起こるアレルギー反応の一つです。他の金属アレルギーと違って怖いのは、口腔内の場合、詰め物や被せ物を入れてすぐに身体に影響が出るわけではなく、数日〜数年経ってから身体にアレルギー症状が現れることもあることです。そのため、多くの方がアレルギー症状の原因が歯科金属によるものだと気づかないまま悩まれています。
報告の多い症状でいうと掌蹠膿疱症という疾患で、手のひらや足の裏にかゆみを伴う多数の水疱や膿の袋が現れては潰れという症状を繰り返す病気です。
他にも、背中の湿疹や、アトピー性皮膚炎のような症状で悩まれていた方、口腔内の金属を除去することで改善したという事例は珍しい話ではありません。(※1)
原因はわからないが突然皮膚に赤みや発疹・水疱が出た、あるいはその症状を繰り返している場合で、皮膚科に行っても原因がわからない場合、一度口腔内を鏡でご確認下さい。もし、歯科金属による補綴があれば、金属アレルギーの可能性もあります。もしお調べされたい場合は、当院から皮膚科医にご紹介状を書くことも出来ますし、ご本人様がかかりつけの皮膚科医に「金属アレルギーのパッチテスト」を後いら頂くことになります。皮膚の疾患が金属アレルギーによるものであれば、口腔内の金属を撤去し、金属を使用しない治療にやり変える「ノンメタル治療」をすることで、皮膚疾患の改善が期待できます。
※1)東北大学歯学部付属病院の小児歯科外来において,歯科臨床に応用される修復物,補綴物,矯正装置に使用されている金属に対し,金属アレルギーを生じた症例を数例経験した。これらの患児はすべて何らかのアレルギー性疾患すなわちアトピー性皮膚炎,喘息,食物アレルギーなどを有していた。
金属アレルギーの診断には、皮膚科でのパッチテストが必要です。金属アレルギーの方に対し、当院(歯科)で可能な治療は、口腔内の金属の除去とやり替えになります。また、パッチテストでアレルギーの原因物質が特定できたとして、その金属を除去する際には口腔内にその金属が飛散するため、一時的に症状が強く出ることがあります。そのため、ノンメタル治療を行う際は、当院がご紹介する皮膚科もしくはご自身のかかりつけの皮膚科にかかって頂く必要があります。金属撤去の当日には、症状を抑えるためのお薬を処方頂くなど、皮膚科と連携することで、患者様の負担を小さくします。
また、被せ物で、条件を満たしていれば「CAD/CAM冠」というレジン(プラスティックのようなもの)による金属を使用しない治療もあります。ただし、レジン冠はセラミックのような耐久性や審美性はありませんので予めご注意下さい。
特に掌蹠膿疱症については、パッチテストで陽性となった金属が口腔内に入っている歯科金属と同じであった確率が高かったという研究もあります。つまり、掌蹠膿疱症は歯科金属が原因の金属アレルギー症状として可能性が高い症状とえます。手のひらや足の裏に多数の膿疱が突然出現した場合は、一度口腔内をチェックしてみましょう。金属アレルギーが疑われる場合はお気軽にご相談下さい。
金属の入った口腔内
金属をセラミックに変えた口腔内
治療の内容:皮膚科にて金属アレルギーのパッチテストにより陽性反応がでた患者に対し、金属を使用した補綴の除去を行い、セラミックによる補綴にやり変えた。(下顎のみ)
期間:約3ヶ月(10回)
費用:デジタルセラミック✕5歯、セラミックインレー✕2歯、コンポジットレジン修復✕1歯 計460,000円+税
リスク:金属補綴除去後は、金属補綴の切削屑が口腔内に飛散するため、一時的にアレルギー反応が強く出ることがあるため、通院中の皮膚科と連携を取りながら治療を行う必要があります。セラミック補綴は陶材、コンポジットレジンはプラスティックのため、強い噛み締めや継続的な食いしばり、外部からの衝撃等により割れたり取れることもあります。
「歯並び」と一口にいっても、何が良くて何が悪いのかは一般の方には分かりづらいかもしれません。歯は両顎28本(親知らずを含めると32本)の歯が噛み合ってお互いを支え合いながら並んでいます。しかし、その歯が並んだ状態が「ガタガタに並んでいる」「前歯が前に出ている」「下顎が上顎の歯より前に出ている」など、正常位並んでいない歯並びを「不正歯列」と呼びます。
不正歯列はそれ自体を本人が気にしなければ良いのではないかという方も多くおられます。しかし、悪い咬み合わせには悪い結果が伴うこともよくあります。例えば、前歯が噛んでいないために奥歯ばかりに力がかかると、噛む力に奥歯が耐えきれず割れたり抜けたりすることもあれば、歯並びの凹凸が激しく歯磨きが困難なため、歯垢や歯石が溜まって歯周病の原因となり、50歳以降で歯が抜け始める方もたくさんおられます。また、そういった方は口臭も伴いやすく、匂いのコンプレックスを抱えている場合も否めません。
「前歯がコンプレックスで上手く笑えない」「出っ歯が気になる」「子どもの歯並び、治した方がいいのかな?」などなど、歯科医院には多くの方がご相談に来られます。
一般歯科に訪れる患者様のほとんどは、むし歯や歯周病です。しかし、そのむし歯や歯周病の中には、歯並びが原因となって罹患している場合もあるのです。歯並びが悪いと、歯がデコボコに並んで、凹凸ができます。そのため、歯ブラシがなかなか届かなかったり、何かが挟まった状態になることも多くなります。結果その食べかすや歯垢がむし歯や原因となり、お口を悪くしてしまうのです。
もちろん、歯の機能的な側面だけではなく、「見た目」が気になる方も多くおられます。むしろほとんどが「見た目」が原因です。その患者様たちは「キレイになりたい」という方ばかりではありません。いうなれば「弱点の克服」が主となります。つまりコンプレックスである歯並びを治すために、いろんな歯医者を探して、相談されておられるのです。
私たち歯科医師は、そのコンプレックスから解放することも大切な仕事の一つだと感がています。
アップル歯科の特徴の一つは、矯正ができる一般歯科医ということです。「矯正歯科」を一番に掲げる歯科の多くは、矯正学会の専門医・認定医が開業されている医院です。矯正を専門にされている先生方は、矯正に関しては知識の量が違います。しかしその反面、一般歯科(むし歯や歯周病、インプラントや補綴治療)と合わせた治療を得意としていなことが多くあります。そのためアップル歯科では通常の治療は一般歯科医が、矯正に関しては矯正医にご相談いただけるよう、棲み分けを行っています。
矯正治療が必要な方の多くは、歯並びだけではなくその他の治療も必要な場合が多くあります。アップル歯科の歯並び治療は、歯の色や形、古くなった被せ物や詰め物の治療までまとめてできるのが患者様にとっての利点です。
その中で、「歯並びが気になる方」「歯並び治療が必要な患者様」には、矯正に特化したカウンセリングも実施させて頂いております。主に診療後の30分程度で、治療ではありませんので費用は頂いておりません。「矯正するかどうか迷っている」「今はいいけど将来的には矯正したい」など、必ずしも今から矯正をしない場合でも結構です。歯並びについてお悩みなら、お気軽にご相談下さい。
歯の見た目はもちろんとても大事ですが、それ以外にも歯にはたくさんの機能があります。話すときには、歯の隙間から息が漏れ、声を発しています。食事をするときは、前歯で噛み切る、奥歯で噛み砕き、すりつぶします。これらは見た目以上に、私たちの生命を維持するのに、とても重要な要素です。
例えば、歯が出ている患者様に対し、歯を内側に入れる矯正を行うとしましょう。そうすることで、歯は引っ込むため、患者様のご希望は叶うかもしれません。しかし、この治療にはリスクがあります。
お口の中には大きな空間の中に舌があります。歯を内側に入れることで、空間が狭くなり、舌が圧迫されます。息がしづらくなり、場合によってはこれが窒息してしうことも有り得ます。
私たちアップル歯科の歯科医師は、このような科学的根拠に基づいた治療をご提供するため、矯正に携わる歯科医師は矯正に関するセミナーや勉強会に参加し、根拠に基づいた歯科治療を行うことを徹底しています。
「歯並びを治したい」という気持ちの裏側には、「自信を持って人生を歩みたい」「人前で大きな口で笑いたい」「少しでも綺麗になりたい」という気持ちが誰しもあると考えています。歯並びを変えることで、自信が生まれ、笑顔が増える方がいたり、漂う清潔感から、他人からの見る目が変わって、対人コミュニケーションが円滑になったりすることもあります。
人生100年と言われる時代です。残りの人生を、コンプレックスを持ったまま過ごすのか、コンプレックスを克服して過ごすのかは、あなた次第です。
私たちは、患者様の歯並びを綺麗にすることで、少しでも患者様の人生を明るく、美しいものにしたいと考えています。少しでもコンプレックスがあるのであれば、私たちは少しでも幸せになるためのお手伝いをさせて頂ければと考えています。
種類 | 説明 | 料金 |
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![]() 麻酔鎮静一式 |
「静脈内鎮静法」という健忘効果のある麻酔により、手術や治療時の恐怖心、嘔吐反射をコントロールします。痛みに関しては局所麻酔を併用することで消失させます。費用は麻酔のみの費用となります。別途治療費が必要となります。 | 100,000円~200,000円 (税込110,000円〜220,000円) |
![]() 歯科医師貸し切り 2時間 |
担当歯科医師が2時間専属で治療します。2時間で進めれる限りを治療を行います。 | 40,000円 (税込44,000円) |
![]() 歯科医師貸し切り 4時間 |
担当歯科医師が4時間専属で治療します。4時間で進めれる限りを治療を行います。 | 80,000円 (税込88,000円) |
![]() 歯科医師貸し切り 8時間 |
担当歯科医師が8時間専属で治療します。8時間で進めれる限りを治療を行います。 | 160,000円 (税込176,000円) |
あなたにとってのベストな治療
歯が抜けたあとの治療法の主な3つの中から、カウンセリングでそのメリット・デメリットを聞いた後、最終的にどの治療にするのかを選ぶのは患者様自身です。「費用」「見た目」「機能」、何で選ぶのか、どんな生活を送りたいのかをしっかりお考えの上、ご納得のいく選択をして下さい。当院はそのお手伝いができるよう、しっかりそれぞれの特徴を説明いたします。どの選択肢を選ばれても、私達は全力で治療にあたります。
インプラント
義歯
ブリッジ
保険適応入れ歯 | 精密義歯 | ブリッジ | インプラント | |
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回数/期間 | 少ない/短い | 多い/約3ヶ月 | 少ない/短い | 多い/3ヶ月以上) |
隣の歯 | ほぼ削らない | ほぼ削らない | 削る | 全く削らない |
違和感 | 強い | 少ない | ほぼない | ほぼない |
清掃性 | 悪い | やや悪い | 悪い | 良い |
外科処置 | なし | なし | なし | あり |
見た目 | 金属が見える | 比較的良い | 保険:銀歯 自由診療:天然歯に近い |
天然歯に近い |
取り外し | あり | あり | なし | なし |
費用 | 保険適用可 | 自由診療 | 保険適用可 セラミックは自由診療 |
自由診療 |
歯のなくなった本数、なくなった歯の場所、齢、持病、治療に使える期間によっても、あなたにとってのベストな治療は変わってきます。しっかり相談して決めましょう。
症例別 オススメめ治療
1番奥の歯を失ってしまったら?
噛みやすさや他の歯を支える強度が必要になるので、入れ歯よりもインプラントの方が適していると言われています。奥歯の支えが弱いと、前歯に力が分散してしまうので、前歯が折れたり、グラグラ揺れてくる可能性が高くなってしまいます。
いちばん後ろの歯が無くなった場合、支えが1本しかないので、ブリッジの治療はできなくなります。
参考文献
全部の歯を失ってしまった無歯顎の患者様
オーバーデンチャー(インプラントを併用した入れ歯)は、噛みやすさ、喋りやすさ、快適性において、入れ歯よりも適していると言われています。ですが、インプラントには外科手術が必要になるので、患者様の体の負担があったり、高額な治療費を考えると、オーバーデンチャーは推奨されないとしています。
つまり、体の負担や費用に問題がない場合においては、インプラントは食べるにも喋るにも快適であるということになります。
参考文献
150を超える高血圧の方や骨粗しょう症の方
外科的な治療はお勧めできないことがあります。入れ歯やブリッジが適しているかもしれません。
一本歯が無くなった方
1本であれば、ブリッジにするのと、インプラントとでは5年後の予後は変わらないと言われています。
しかし大きな違いは無くなった歯の隣の歯を削るかどうかです。インプラントは、隣の歯を削る必要がない為、削ることによって起きる隣の2本の歯のトラブルを避けることが出来ます。総合して考えると、インプラントの方が優れていると言えます。
参考文献
前歯がなくなって、綺麗にしたい方
入れ歯は見た目の回復には十分でないかもしれません。そういった方にはインプラントやブリッジが適していると考えられます。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
休診日:・日曜
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
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