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入れ歯は保険適応で作製が可能ですが、保険適応外で作製する入れ歯のことを、精密義歯を言います。保険適応の入れ歯にするか、適応外の入れ歯にするかで、使用する材料やかける時間が変わってきます。
たとえば気になるクラスプ(歯と入れ歯を止める針金)の違和感や見た目、床と呼ばれる粘膜密着して歯を支える部分の素材を硬いものや熱が伝わりやすいものにすることで、強度や使用感を高めることができます。
精密義歯はメリットもあればデメリットもある治療です。
メリット | デメリット |
---|---|
● 高い強度や使用感を得られる素材を使用できる 床の見えない部分を金属にしたり、クラスプのない形状にしたり、動揺しにくい接着方法のものにすることができます。 |
● 保険が適用されないためコストがかかる。 保険適用の物比べて何十倍もの費用がかかることもあります。 |
● 歯の部分もセラミックにできる。 保険の義歯の場合歯の部分は硬質レジンというプラスチックのような素材ですが、精密義歯であればセラミックを使用することも可能です。 |
● 違和感がゼロになるわけではない。 いくら精密に作っても、天然歯や床のない欠損補綴に比べれば違和感はあります。違和感がゼロになるのではなく、違和感を少なくすると考えます。 |
● 作り変えや調整に期間の制限がない。 保険適用の義歯は紛失や修理不可能な破損、合わない場合の作り変えを行う場合、再度保険を使用して作成するのに半年間の間隔をあけなければなりません。自由診療の精密義歯はそもそも保険を使用しないため期間のしばりがありません。 |
● 作り変えの度に費用がかかる。 自由診療の義歯でも合わなくなることはあります。もちろん保証期間内であれば自然故障には対応可能ですが、紛失時や自己都合での作り変えの際は同じく費用がかかってしまいます。 |
保険適応の義歯は、アクリルレジンと呼ばれるピンクの材料と、金属でできたクラスプと呼ばれる金具で構成されています。また、人工歯は硬質レジンと呼ばれる白い材料で作られています。アクリルレジンと硬質レジンは、いわゆるプラスティックのような素材の物なので、薄くすると割れてしまいます。
精密義歯であれば、アクリルレジンを見えない部分だけ金属にすることで、審美性を保ちながら薄くすることが出来、異物感を軽減出来ます。また、金属は熱や刺激を伝えやすい性質があるので、温度や味を感じることが出来、食事を楽しむことが出来ます。
また、毎日食事をしていると、少しずつ人工歯は咬耗してしまい、経年的に義歯がもろくなってしまいます。硬質レジンではなく、素材をセラミックやハイブリッドレジンにすることで、咬耗の程度を抑えることが出来、長持ちさせることが出来ます。
その他の欠損補綴(歯が抜けたあとの治療法)との比較
保険の義歯 | 精密義歯 | インプラント | |
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費用負担 | 低い | やや高い | 高い |
治療期間・回数 | 少ない | やや長い(約3ヶ月) | 長い(3ヶ月以上) |
違和感 | 強い | やや有り | ほぼない |
外科処置の有無 | 無し | 無し(種類により有り) | 有り |
見た目 | 良くない | 比較的良い | 良い |
取り外し | 可能 | 可能 | 不可能 |
床という口の粘膜と密着して人工の歯を支える土台に金属を使用する義歯です。もちろん見えるところは歯ぐきに近いピンク色となります。保険の義歯の場合はこの床がレジンというプラスティックのような素材でできていますが、これを金属にすることによりプラスチックより薄い床で強度を高めたり、温度を通すことで飲食時の感覚を良くすることができます。
ただしはじめから金属床の義歯を着けてもその良さはわかりません。主に保険の義歯を使っていた方がレジンの義歯床に比べて良いと思われることが多い義歯です。
ヨーロッパの先端義歯製作技術「BPSシステム」を活用した品質高いの義歯。「噛める」「美しい」「外れない」「痛くない」をコンセプトとした義歯で、製作時には顎や筋肉の動きなども考慮し、手間と時間を掛けて作るオーダーメイドの義歯となります。
技工士の技術力や経験が必要な義歯となりますので、印象(型取り)時から専門の技工士が同席することもあります。
クラスプと呼ばれる金属の金具がない義歯です。部分入れ歯で最も気になるのが、クラスプと言われる金属の留め具(針金)です。ノンクラスプデンチャーはこの針金を使わない部分義歯のため、見た目に義歯とわかりにくい入れ歯です。また素材も柔軟性のあるものですから、使用時の痛みも抑えることができます。
ただし咬み合わせの力が強い方には不向きな義歯で、噛む力で壊れることもあります。長期の使用を求める方には向いていない義歯です。
クラスプを使わずに、残っている歯の上から義歯をすっぽり被せ、茶筒と同じ原理で外れにくくする入れ歯です。外れにくいのが最大のメリットで、安定感のある義歯をご希望される方に向きの義歯です。
ただし適応するには健康な歯の根が残っていることです。歯が一本もないない場合は使用できません。
義歯には様々な種類があり、「どの義歯が最も良いのか」というのはありません。むしろ「どんな義歯が自分には合っているのか」が大切です。義歯に求めるものは人それぞれですので、アップル歯科ではカウンセリングを通じて、あなたのご要望をしっかりお伺いし、あなたにあった義歯・欠損補綴をご提案していきます。
※1)
※2)義歯の破損率
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
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