歯がボロボロになってしまってから当院に来られる患者様の中には、このようなお悩みをお持ちの方は大勢おられます。アップル歯科尼崎駅前では、こうした全顎的に歯がボロボロになってしまった方に対しても治療を行っております。特に歯医者での痛みや音が苦手な方に対しては、静脈内鎮静法という方法を用いてリラックスした状態で苦痛なく治療を行うことも可能です。当院では、歯医者が苦手な方の対応には、論文などからその対応方法取りまとめ(※1)、これまで治療ができなかった方でも治療が出来るよう努めています。
※1)歯科恐怖症患者への対応
30代・40代で歯がボロボロになる方の多くは、虫歯が原因の場合が多く見受けられます。もちろん、20代でボロボロになる方もおられますが、虫歯は10代であろうが20代であろうが感染し、進行する病気です。
虫歯は菌・糖分・歯の質の3つの原因が重なることで発生します。これらが重なれば1ヶ月もあれば虫歯ができますが、それを放置することで隣の歯にも感染したり、どんどん進行してしまうことで、多くの歯がボロボロになってしまいます。
傾向でいうと、若くして虫歯でボロボロになる方は、生活習慣に問題がある場合も多いですが、3つの原因のうち「歯の質」が弱いことも考えられます。虫歯ができやすい人は、ボロボロになる前に治療や予防歯科に通ったり、歯質を強くするためのセルフケアや生活習慣の改善が必要な場合もあります。
また、中には虫歯ではなく歯周病で歯がボロボロになる若い方もおられますが、稀に「侵襲性歯周炎」という急速に進行する歯周病の場合もあります。この場合は、早期の診断と積極的な治療が必要です。若くして歯周病の症状が出始めた場合は、なるべくお早めに受診をご検討下さい。
50代・60代で歯がボロボロになる場合のほとんどが、歯周病が原因で「咬合崩壊」してしまった状態の方です。
そもそも歯周病は、サイレントディジーズ(静かなる病気)と呼ばれるように、かなり進行が進んでからでなければ、自身が病気に侵されていると気づくことができない病気と言われています。
そして、自覚症状が現れた頃には、治療が困難になっているケースも多く、まずは歯を一本失うことから始まり、それが原因で咬み合わせの柱や支えを失い、ドミノ倒しのように次々と歯を失っていくケースで、これを咬合崩壊といいます。この自覚症状が現れるのが、主に50代・60代の方で、特にお仕事がお忙しい、歯科になかなか行けない方に多く見られます。
この場合難しいのは、どの段階で治療にお越しいただけるかということで、歯周病は20代・30代から罹患しているものですので、症状が軽いうちに来て頂ければ、歯を失う前に守ったり、症状の進行を止めることで咬合崩壊を防ぐことができる場合もあります。歯周病の自覚症状が現れたら、すぐにでもご相談にお越し下さい。
治療について考えていく前に、まず“なぜ悪くなったか??”という原因に対して考えることが非常に大切です。そのために当院ではまず最初にお口の中の写真、レントゲン、CTなどを撮影させて頂き、現状の診査と、何故そうなってしまったかの診断をしていきます。これが無いままに治療を行ってしまうと、歯がボロボロの方に対して整合性の取れた治療を行っていくことができません。
歯がボロボロに悪くなっていく原因は、主に
があり、これらが複合し、絡み合う事で治療が複雑になることも多々あります。患者様ごとに主にどれが原因かを明確にしていくことで、整合性の取れた、快適で長持ちする治療を行うことができます。アップル歯科尼崎駅前では、その部分を非常に大切にしております。
歯周病、咬み合わせに大きな問題がなく、虫歯が大きな原因を占めている方の場合、主な治療は
が主になってきます。それに先立ち食生活指導や歯磨き指導、全体的な清掃を行います。甘いものを多く摂取していたり、歯自体が上手に磨けていないと治療しても再度悪くなってしまうので、この部分は重要になってきます。
虫歯、咬み合わせに問題がなく、歯周病が大きな原因を占めている方の場合、主な治療は
が主になってきます。
歯周病の方に関しては、残る歯、残せない歯の判断が難しい場合があり、その判断を下す前に徹底的に歯石の除去を行います。歯石の除去だけで5回ほどかかることも頻繁にあります(スケーリング、ルートプレーニング)。
徹底的な歯石の除去を行っても、健全に機能させれないほど歯に揺れが残る場合や、今後の治療に対して障害になってしまう場合は、そういった歯を一度に抜歯することもあります。その上でインプラント治療や入れ歯の治療を行っていきます。
歯を悪くしていく原因として、咬み合わせがあります。意外だな、と思われた方もいるかと思いますが、咬み合わせが悪い方は歯が残りにくいという論文もあります。
2005年に行われた80歳で20本以上の歯を有する方の調査によると、上下顎前歯の前後関係、第一大臼歯の前後的な位置関係、犬歯の位置関係など、どれにおいても正常な状態の方が多かったというDATAがあります(※2)。これは、咬み合わせが正常な方ほど歯を残す可能性が高くなるという裏付けになるとともに、咬み合わせの位置関係が悪い方は歯を失うリスクが正常な方より高いということにも繋がります。
そのため、咬み合わせが悪い場合は以下の治療が重要となります。
60歳を超えてくる方は、歯列矯正を回避して治療を進めていくこともありますが、40~50代の方ですと歯の長持ちを考え、矯正治療から提案させていただくことが多いです。噛み合わせが原因で歯が悪くなっているのに、それに対してのアプローチをしないと治療したところが再度悪化してしまうからです。
※1)8020達成者の咬合分類 上下顎前歯の前後関係は正常:86.4%、上顎前突15.4%、反対咬合0%であった。垂直的関係は正常86.5%、過蓋咬合13.%、開咬0%であった。第一大臼歯の前後的な位置関係は、ClassⅠ40.4%、ClassⅡ:21.2%、ClassⅢ:1.9%、判定不可:36.5%であった。犬歯部ではClassⅠ61.5%、ClassⅡ28.8%、ClassⅢ:1.8%、判定不可:4.8%であった
以上のように、歯がボロボロになってしまった方の治療法は、歯を悪くする原因によって異なってなります。しかし、それが理解できても「それじゃあ治療しよう」と一歩足を踏み出すのはまた別の難しさがあることを私たちは知っています。
「今の口の中を見られることは相手が歯科医師でも恥ずかしい」「今さらこの状態から治してくれとは恥ずかしくて言えない」「いざ歯医者に行ったら費用のことなどなかなか聞きづらい」など、歯がボロボロになってしまった方が歯医者に行くハードルはとても高いものだと思います。
しかし、私たちはどんな状態でも今より良くするためのプロです。恥ずかしがる必要はありません。私たちはあなたの現在のお口の状態を診て「なぜここまで放っておいたの?」と叱りつけることもありませんし、ましてや笑うことにありません。費用のことも遠慮無く聞いて下さい。あなたの予算を考慮した上で、今より良くする方法を考え、ご提案いたします。
歯がボロボロになってしまった方に一番必要なのは、まずは相談する勇気です。それさえあれば私たちはあなたのお口の状態が少しでもよくなるように全力で治療にあたります。お気軽にご相談下さい。
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