お口の中には約300~500の細菌がいると言われています。これらの細菌は、上手く歯磨きが出来ていない状態や砂糖の過剰摂取により細菌がネバネバした物質を作り出してしまい、歯周病の進行してしまうのです。
歯医者のクリーニングでは、この菌の住処となる歯垢や歯石を自分自信では落とし切ることのできないところまで除去することを目的として行います。ある論文では、歯磨きによる歯垢除去率はおよそ 50%で、1分間における歯磨きではおよそ39%しか除去できないとされています。これをプロの歯科衛生士によって除去することで、歯周病・むし歯の進行を食い止めたり、予防をします。
※1)成人を対象とした研究において,歯磨きによる歯垢除去率はおよそ50%であり,1分間における歯磨きではおよそ39%しか除去できないことが明らかにされている。
クリーニングで落とす「住処」とは何でしょうか。大きく分けて3つあります。
プラーク
プラークとは細菌の塊のことで、歯と歯の歯肉(歯茎)の境目や歯と歯の隙間に付く白い汚れのことです。この細菌たちはネバネバしており粘着性が強いため、歯の表面に付着しうがいだけでは落ちません。そして、このプラークは長時間お口の中に滞在することによってトラブルを引き起こす細菌が増殖し、歯や歯肉に悪い影響を与え、むし歯や歯周病の原因になります。
クリーニングの際に、顕微鏡にてこのプラークを確認してもらい、患者様にあったクリーニングを提供させて頂いています。普段はあまり意識しない方でも、細菌を見ると歯ブラシがどれだけ大事なのか気付いてもらえるのではないでしょうか。
歯石
歯石とは先程のプラークが、歯ブラシで取りきれないまま長期間お口の中に滞在し石灰化した沈着物のことです。歯の表面や歯肉の中のポケットと呼ばれる奥深くにまで沈着してしまう事もあります。これらの歯石は、非常に固く歯ブラシで除去することは出来ません。何で除去するかと言うと歯医者での歯科衛生士による専門的なクリーニングです。歯石が付いたままになっていると、歯肉は炎症し歯の周りの骨も溶け歯周病が進んでしまいます。
一度溶けた骨は元には戻らないので、早めのクリーニングにて検査、歯石除去をするのが効果的です。歯石の付きやすい方もおられるので、定期的に通うのをお勧めします。
着色
歯の色味も汚れの1つです。代表的なものではタバコでのヤニ、コーヒー・紅茶・ワインなどのステインなどが歯の着色の原因です。ご自身で落とすのは困難な場合も多く、間違った歯磨きの仕方をしてしまうと歯を傷つけたり逆効果になる場合もあるので歯医者さんでの専門的な機械を使い除去するのが望ましいです。
当院では、エアフローと呼ばれる歯面清掃用パウダーを用いて着色を落としていきます。歯の表面を傷つけずに除去が可能です。
他にもクリーニングを必要とするケースは様々ありますが、歯の汚れは歯周病にもつながる最大の原因です。今や日本人の約8割が罹患していると言われている歯周病を防ぐためにもクリーニングは有効です。ですから、クリーニング=歯周病治療と考え、多くの方に受けて頂きたい治療でもあります。クリーニングはほとんど痛みを伴わず、治療後には歯がツルツルになるだけでなく、ニオイのもとである菌や菌の排泄物等を除去するため口臭予防にも効果的です。これ以上お口の中に悪い細菌を増やさないため、歯周病やむし歯を再発させないため、歯の治療をするにあたっても感染を予防するためにも必要不可欠な治療ですので、クリーニングでお口の中の環境を整え守っていきましょう。
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