子供の乳歯が抜けてしばらく経つのに、なかなか永久歯が生えてこないというご相談をいただくことがあります。
一般的には、6歳から12歳頃に生え変わると言われています。また、乳歯が抜けたあと、永久歯が萌出するまでの期間は3ヶ月程度かかるといわれていますが、身体の成長速度に個人差があるのと同様、歯の生え変わるスピードにも個人差があり、生え変わりに1年かかるケースもあるようです。
そのことを念頭に置いていただき、それでも心配なのであれば、歯医者でレントゲン写真を撮れば、歯がどのような状態なのか知ることができます。
埋伏歯(まいふくし)とは永久歯が顎の骨や歯肉の中に埋まっているため、自然に生えることができない状態です。
埋伏歯の原因としては、永久歯が生えるための隙間が足りていない、生える方向に問題がある、骨と癒着していることなどが考えられます。
もしも埋伏歯を放置してしまうと、隣の歯の根っこを傷つけてしまったり、歯が生えるはずの場所の両燐の歯が倒れ込むことによって、歯並びや咬み合わせが悪くなってしまう可能性もあります。
先天的に永久歯が無いことを先天性欠如歯と言います。生まれつき、歯や歯周組織の元となる歯胚(しはい)が作られていない状態です。
およそ10人に1人の確率で発現するという統計結果もあるので決してめずらしい症状ではありません。(※1)
先天性欠如歯の場合、生え変わるはずの乳歯がそのまま残る場合も多く、対処法としては、乳歯をできるだけ長く使い続けられるよう保存することや、乳歯の抜歯をして、代わりにインプラントなどの義歯を入れる方法などがあります。
※1)調査人数は,15,544名(男子 7,502名,女子 8,042名)であり,そのうち永久歯先天性欠如がある者は 1,568名(男子 685 名,女子 883 名)であった
それは顎の大きさが変わるためなのです。
しかし、子供の顎は小さいため、顎が大きくならなければ、物理的に永久歯が収まりません。そのため、顎の骨の成長に合わせて、徐々に永久歯が生えてくる仕組みになっています。
また、乳歯は20本、永久歯は親知らずを含めて32本と、生えてくる本数も違います。永久歯が生え揃うのは15歳前後だといわれていますが、それほどまでに子供と大人では顎の大きさに差があります。
つまり、小さい顎のときにしっかり噛んだり話したりするために生えてくるのが乳歯、顎が成長して大きくなってからずっと使うために生えてくるのが永久歯です。歯が生え変わるのはこの顎の成長に合わせてお口が機能するためだと言えます。
永久歯への生え変わりのスピードには個人差がるため、歯が出てくるまで時間がかかっているだけというお子様もおられます。その場合、親御さんからしてみれば「何で生え変わらないの?」と心配になることもよくある話です。
生えてこない理由が埋伏歯や先天性欠如歯ならば、治療が必要な場合もあります。いずれにせよ、早期発見に越したことはないので、心配な場合は歯医者さんにご相談下さい。
一番良いのは歯が生えたら定期的に歯医者さんに通うことです。子供のころから予防歯科に通えばむし歯や歯周病になりにくいお口づくりができたり、時系列ごとに歯の成長を記録することで、なにか問題があっても早めに対処することが可能です。子供の頃から予防歯科、始めている方はたくさんおられます。よければ一度検討してみて下さい。
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