お子さんの歯並びでお悩みの保護者の方は数多くおられます。「インターネットでいろいろ調べたのですが、結局どんな装置がいいですか?」というご質問を頂くことも多くあります。
ここでは、そんなお子様の歯並び治療について疑問を抱く、親御さん向けに小児矯正で使用する装置についてまとめてみました。
小児用矯正装置の特徴・メリット・デメリット
取り外しが可能で、小児矯正において比較的使用されていることが多いと思います。写真のように真ん中に亀裂が入っており、ネジを回すことで装置が開きます。装置が開くことで顎の骨に側方力がかかり、上顎が横に広がるので歯を並べるためのスペースが広くなります。また装置に補助線を組み込むことで、ある程度歯を動かすことができます。
メリット
デメリット
※)拡大装置の効果についての参考文献
取り外しができない固定式の装置です。真ん中にネジ回しが組み込まれており、ネジを回すことで装置が開き顎を拡大する点で上記の拡大床と同じですが、拡大床に比べ、固定式かつかけていく力が強くなるので、大きく早く顎を広げたい症例に適応されます。
メリット
デメリット
※)急速拡大装置の効果についての参考文献
バイヘリックス、クワドヘリックス
固定式の拡大装置です。金属の太い線を歯に添わせ、歯を並ぶスペースを広げていきます。急速拡大装置ほど強い力がかからないのと、ワイヤーで歯を押すのである程度歯を望む位置に動かすことが可能です。
メリット
デメリット
ヘッドギア
ヘルメットやフェイスシールドのようなものを頭部や顔面に装着し、顎の前後的な発育をコントロールします。上顎前方牽引装置は骨格自体の受け口の治療に使用され、上顎を前方へ引っ張り、かつ下顎の成長抑制の作用があります。ヘッドギアは骨格自体の出っ歯の治療に使用され、上顎の前方への成長を抑制します。お口の中にも固定式の装置を併用して用います
メリット
デメリット
T4K プレオルソ ムーシールド
筋機能矯正装置と呼ばれる装置です。いずれも大きめのマウスピースのような形状をしています。それぞれに細かい適応症や使い方の注意点がありますが、いずれも主な目的が、口呼吸、間違った飲み込み、指しゃぶりや舌を出すなどの悪い習癖を取り除き、適切な顎顔面の発育をサポートすることを目的としています。それにより、歯が並ぶ環境を自然と作ります。装置を入れた状態で、発話訓練や舌のトレーニングが必要になる場合もあります。
メリット
デメリット
※)小児用トレーニング矯正装置の効果についての参考文献
歯の表面にボタンを貼り、そこにワイヤーを通すことで歯を並べる矯正です。大人だけでなく子供にも適応でき、歯を望む位置に動かしていくことが可能になります。ただ諸説ありますが、後述する理由でお子さんにはブラケットとワイヤーを用いない場合が多いです。
メリット
デメリット
以上がよく使用される主なお子様の矯正装置です。実際、あなたのお子様にどの装置がふさわしい装置かは、そのお子さんの歯並び・顎の状態・キャラクターによって変わってきます。また、小児矯正は「した方が良い場合」と「しなくて良い場合」のあります。
インターネットでどれだけ記事を読み漁っても、親御さんが完璧に理解することは難しいと思います。大切なお子様のお口の健康だからこそ、一生懸命お調べになられるのはよくわかりますし、デンタルIQが向上していることも嬉しく思います。しかし、最終的には歯科医師の判断を仰ぐ必要があります。ですから、お子様の歯並びが気になる場合は、躊躇せずに歯科医師にご相談頂くことをお薦め致します。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
休診日:・日曜
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
休診日
日曜・祝日診療
13時迄
他のエリアでもアップル歯科の治療を受けられます