このページの目次
「甘いものを食べると虫歯になる」と言われますが、実は虫歯ができるには「糖分」「歯質」「菌」の3つが重なり、時間が経過して虫歯となります。つまり、お口の中に菌がいる状態で糖分の多い間食・偏食をすると、歯質が弱いところから虫歯になっていくというわけです。
虫歯菌は食器等に付着した虫歯菌を含む唾液を介して口の中に入ってきたり、キスなどでもうつる感染症です。虫歯菌が多いと虫歯になりやすくなるため、ブラッシングなどによって虫歯菌を少なくして、清潔に保つことが虫歯予防につながります。
虫歯は進行の度合いによってCO→C1→C2→C3→C4の5つの段階があり、段階によって治療方法・費用が異なります。
現在の治療方針では、歯はできるだけ削らずに残すのが治療の大前提ですが、虫歯になった部分を放置すると虫歯は拡大し続けてしまいます。ですので、虫歯の部分はしっかりと取り除いて、歯の代わりとなる材料を入れることで治療します。
虫歯はごく少量のエナメル質が溶ける症状(脱灰)から始まります。脱灰した歯はフッ素の塗布などで再石灰化を促すことで、元の状態に戻る可能性があります。
元の状態に戻る見込みがあるため、この場合は歯を削らずに済みます。歯医者さんに
総額1,500〜3,000円程度(3割負担の目安)
1日(通院目安1回)
エナメル質の層にできた虫歯で、ある程度大きくなってきた状態です。痛みはほとんど感じないですが、知覚過敏のような症状が起きる場合があります。
一般的に、歯質を削る量は最小限に抑えて、光で硬まる歯科用の樹脂素材(CR)で埋める治療になります。
1歯あたり1,500〜3,000円程度(3割負担の目安)
1日(通院目安1回)
虫歯が硬いエナメル質を突破すると、象牙質の虫歯になります。象牙質が露出すると冷たいもの・甘いもので沁みることが多くなります。象牙質の虫歯は進行速度が速いため、急に痛みや沁みを感じることも多い虫歯です。
詰め物による治療が一般的ですが、想像以上に大きく歯を削る必要があるため、神経に達していなくても抜髄になることがあるため出来るだけ早く治療することをお勧めしいたします。また、型取りと詰め物の製作が必要ですので2回以上来院する必要があります。
1歯あたり2,000〜10,000円程度(3割負担の目安)
2〜3週間(通院目安2〜3回)
さらに進行し歯の神経に達した虫歯は、何もしなくても痛みを感じるようになります。場合によっては寝ることもできないほど痛むことがあり、この状態になる前に治療を受けることが望ましいです。
虫歯が進行した神経は保存が難しいため、保険診療の場合は歯の神経を取り除く(抜髄)根管治療が必要になります。根管治療は治療期間も長いため、1ヶ月以上・複数回の通院が必要です。
1歯あたり10,000〜15,000円程度(3割負担の目安)
1〜2ヶ月(通院目安4〜5回)
神経が機能しなくなり、歯の頭(歯冠)部分がほぼ無くなったような状態になると、一転して痛みは無くなることがありますが、当然良い状態ではありません。歯としての機能はほぼ失われ、更に顎の骨や周りの歯への悪影響を防ぐため、抜歯しなければなりません。
ですから、虫歯の治療ではなく歯の代わりとなる補綴物(被せ物)を作る治療がメインになります。保険診療の場合は入れ歯やブリッジ、歯の位置によっては抜いたままにする場合もあります。(親知らず・第二大臼歯など)
虫歯治療で削る歯は最小限に抑えるという考え方が一般的ですので、小さな虫歯を治療するためには歯科用の樹脂を利用します。
虫歯になった部分だけを削り取り、その箇所を樹脂で埋めることで治療します。
保険診療で受けられる治療法ですので患者様の負担も少なく、素材の色も白いため目立たず短い期間で治療できます。
ある程度大きくなった虫歯は詰め物(インレー)で治療していきます。削る範囲が大きいと樹脂素材で耐用できないため、保険診療では金属素材になります。
コンポジットレジンと大きく違うのは通院回数です。型取りをして歯科技工士による作製が必要になるので、必ず複数回来院していただくことになります。
自由診療ではゴールドインレー(金属)や、金属色が目立つのが気になる方はオールセラミックインレー(陶材)による治療も可能です。
歯の神経を取る治療をして歯冠部を大きく削る場合、被せ物(クラウン)の治療になります。保険診療では金属素材やレジン前装冠・CAD/CAM冠などが使われます。
ただ、保険診療では適用に限りがあるため、歯の部位や欠損状況、咬み合わせの状態によっては金属製の被せ物しか入れられない場合もあります。自由診療ではオールセラミッククラウン・ジルコニアクラウン・ゴールドクラウンなど、見た目に美しいものや虫歯になりにくい素材のものが選択できます。
虫歯になる理由は「歯質の強さ」「虫歯菌の有無」「糖分の摂取」「時間の経過」の4つが主です。複数の原因が同時に重なると一層虫歯になりやすくなります。
歯の強さは変えられませんが、間食を控えてしっかり歯磨きをすることで十分に虫歯を予防することができます。特に歯磨きは朝と夜の2回は実施することと、通常の歯ブラシと歯間ブラシを併用することで、より多くの汚れを除去できることがわかっています。(※1)
道具を選んで、正しく使い、習慣を良い方向に変えていくのが虫歯予防への一番の近道です。
※1)ブラッシングで隣接面の歯垢は58%除去されたのに対して、ブラッシングとインターデンタルブラシ(歯間ブラシ)を併用すると95%、デンタルフロスを併用すると86%の清掃効果であった。
過去に虫歯になったことがある方は、再度虫歯になる可能性が高いです。お口の中から虫歯菌を完全に排除することは物理的に難しいため、継続した予防・セルフケアは欠かせません。
そして、セルフケアだけでも虫歯の予防は難しいと言えます。3〜4ヶ月に一度は歯医者でチェックしてもらうようにすることで、大きな虫歯になってしまうことを予防できます。当然、虫歯になってから治療をするよりも費用を抑えられるので、通う価値はあると考えられます。
虫歯にならないようにするのはもちろん、虫歯治療になった時はどのような治療をしたか・次に悪くならないようにするにはどうすればよいかを歯科医院で教えてもらって、これ以上悪くならないように定期検診に通うことをお勧めします。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
休診日:・日曜
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
休診日
日曜・祝日診療
13時迄
他のエリアでもアップル歯科の治療を受けられます