一口に「入れ歯」といっても、実は色んな種類のものがあるのは意外に知られていません。
ただ、歯科医院で「入れ歯を作る」となると、一般的には「保険の入れ歯」が中心になります。
ただ、残念なことに入れ歯は、合わなくなったり、壊れることもあります。「合わなくなりにくい」「壊れにくい」入れ歯がほしいという思いは、多くの入れ歯愛用者が願われていることだと思います。
ここでは、そんな入れ歯について、それぞれの値段(費用)を中心に、特徴や種類、選択肢などを含めてご説明していきます。
入れ歯というのは、歯を失った後の治療法の中でも、保険適用で治療ができる手段です。
歯が残っていて、欠損部分のみを補う入れ歯を部分入れ歯と言います。概ねの費用は総額で8,000円〜12,000円程度で、歯の数や必要な部品の数によって異なります。
部分入れ歯は少数歯(1床1歯〜8歯)・多数歯(1床9歯〜14歯)によって咬合採得料(印象)や仮床試適料、装着料などがかわり、義歯料は4歯ごとに変わってきます。
また、鋳造鉤(クラスプ)の数や磁性アタッチメント、バーなどの数によって加算があり、費用が上がる可能性があります。
歯が残っておらず、すべての歯を失った場合は、総入れ歯(総義歯)という入れ歯になります。
総入れ歯の構造は「義歯床」という歯茎・粘膜の部分に、「人工歯」という歯の部分を並べていきます。義歯床も人工歯も、基本的には樹脂(プラスチック)で作られます。
総義歯の概ねの費用は総額で片顎10,000円〜15,000円程度で、床や人工歯の材料によって異なります。
保険の入れ歯は、樹脂でできています。樹脂というのはプラスチックのことで、あまり強い強度はありません。
そのため、使用していると破損したり、割れたり取れたりすることもあり、その都度修正や調整が必要となります。
また、保険の入れ歯には「6ヶ月ルール」と言って、一度作れば6ヶ月は再製(新しく作ること)が出来ないという決まりがあるため、壊れたり合わなくなっても、半年間は修理をして使い続ける必要があります。
とはいえ、すべての歯を失っても1万円台で入れ歯が作れるというのは、海外に比べるとかなり安いと言えます。国にもよりますが、保険診療のない海外では、総入れ歯の費用は日本の5〜10倍程度必要になると言われているので、日本の保険システムの素晴らしさがわかります。
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実は入れ歯は、保険診療のもの以外にも自由診療の入れ歯があります。
自由診療というのは「高い治療」と思っている人も多いようですが、ただ単に高い治療ではありません。自由診療には保険診療の縛りがない分、保険診療ではできないことができる治療とも言えます。
例えば入れ歯でいうと、樹脂製で強度がない保険の入れ歯に対する不満を、金属を使うことで補うことができます。
また、人工歯を天然の歯のように、義歯床を歯茎のように見えるよう、審美的な加工をすることもできます。
その他、取り外しを楽にしたり、外れにくくしたり、ピッタリフィットするようにしたりと、患者さんの希望に応じて作ることができるのが、自由診療の入れ歯です。
粘膜と接合する床部分に金属を使った入れ歯
メリット
デメリット
当院参考価格
片顎38万5,000円〜42万9,000円(税込)
クラスプという金属のバネがない審美的な義歯
メリット
デメリット
当院参考価格
片顎22万〜38万5,000円(税込)
口腔内の状態に合わたオーダーメイドの精密義歯
メリット
デメリット
当院参考価格
片顎44万〜66万円(税込)
精密義歯についてもっと見る
歯が抜けたあとの治療法を「欠損補綴」といい、欠損補綴の種類は入れ歯・インプラント・ブリッジの3つが主となります。
これらの治療の中で、最も見た目や機能的に回復が可能なものはというと、細かな条件を除くとやはりインプラントになります。
しかし、だからといって必ずしも「インプラントが一番良い治療」というわけではありません。
手術が苦手な人、金銭的に難しい人など、無理にインプラント治療をする必要はありません。どの欠損補綴が一番良いかは、3つの中で決まっているわけではなく、あなたにとって一番良いと思われる治療が、あなたにピッタリの治療になります。
あなたに合った治療を、歯科医師と相談して考えることが重要です。
欠損補綴の比較「インプラントと他の治療の比較」
入れ歯にはここで紹介した以外にも、多くのものが存在しています。自由診療の入れ歯はいずれも、患者様の「こんな入れ歯がいい」という要望を満たすために作られています。
しかし、実際には「見た目はいいけど重い」「ピッタリフィットするけど値段が高い」「取り外しが楽だけど壊れやすい」など、メリットもあればデメリットもあります。
そのため、入れ歯を選ぶときは「あなたにとって何が重要か」を考え、それに即した入れ歯を作ることが肝心です。
また、ひとまず保険の入れ歯を作るというのも一つの手段です。たとえ後々自由診療の入れ歯を作ることになっても、その分費用はかかりますが、「入れ歯ができるまでの仮歯」として・あるいは「壊れたりメインテナンスに出すときの予備」として持っておくことも可能です。
歯が抜けたあと、入れ歯も含めてどんな治療があって、どんな治療があなたに適しているのかは、歯科医師に相談することをおすすめします。
例えば、保険の入れ歯を作ったあとに、自由診療の入れ歯のことを知って、「こんな入れ歯があったなら、最初からこっちにすればよかった」と後悔する人もいます。
ですから、どんな選択肢にどんなメリット・デメリットがあり、そして値段がいくらなのか、事前に把握してから決めて頂くことで、治療後に後悔せずにすみます。
歯が抜けたあとの治療でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
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